2018年 セミナー後記


片麻痺者に対するバイニーアプローチ

7月27日(金)19:30~22:00

講師:コリハ代表 小口 和弘

 

コリハでは初めて「バイニーアプローチ」に関するセミナーを開催致しました。

 

代表は曲がりなりにもバイニー認定セラピストです。

 

なぜやらなかったかと言えば、理由は色々あるのですが・・・

 

やっぱり「誤解なくちゃんと伝える」というところで引っかかっていました。

 

が、今回、そこもクリアできたと感じましたので片麻痺をテーマにバイニーアプローチについての内容をお伝えしました。

 

幸いなことに、バイニーのコースに参加されていない方がほとんどでしたのでやった甲斐がありました!

 

バイニーアプローチはとにかくシンプル、ですが変化・改善を得ることが可能です。

 

それは、方法はシンプルですがその裏にある理論背景がしっかり構築されているからだと思っています。

 

それを応用すれば、昨今では治療の手段として定着してきたボトックス後のリハビリテーションに革命が起きると感じています。

 

「ボトックスは3ヶ月程度で元に戻る」これが定説となっているようですが、それっておかしくないですか?

 

ボトックスの発現機序を考えれば、バイニーアプローチが効果的であると感じます。

 

そこもお伝えできて良かったです。

 

あとは前庭脊髄路、ここの知見についてもご紹介しました。

 

「皮質前庭」「前庭投射」などなど・・・

 

初めてのことで驚かれることも多かったかと思いますが、ご参加くださりありがとうございました!

 

8月はナイトセミナーの開催を予定しておりません。

 

9月2日のセミナーを鋭意準備いたします!!

 

日本初のセミナーです!是非ご参加ください!


解剖からみたBuffering System

〜脊柱編〜

6月29日(金)19:30~22:00

講師:コリハスタッフ 林 智香・山本 理恵子

 

先月に引き続き、Buffering Systemについて脊柱をテーマにセミナーを開催しました。

 

 

脊柱の治療は皆さん重要だということは認識しているかと思います。

 

理由は様々ありますが、今回は力学的な面からそれをお伝えしました。

 

話は要点のみにして、骨模型でまずは椎体の形状を確認しました。

 

細かく見ていくと、知らなかったことや気づきが多くあります。

 

そのあとはとにかく実技!

 

コリハスタッフも混ざって触察から治療まで行いました。

 

コリハスタッフは脊柱治療には自身があります。コリハポロシャツの脊柱プリントは伊達じゃありません!

 

実技の中で、受講生さんに対しスタッフが治療することもできました。

 

自身で体感すると、また違った感覚が得られて非常に良いと個人的には思っています。

 

特に今回は女性スタッフが講師だったので、繊細な感覚もお伝えできました。

 

男性より女性の方が感受性が豊かであるように思います。これはきっと性差ですね。

 

受講生さんが少数でしたので、非常に濃密な時間でした。

 

参加された皆様、ありがとうございました!

 


解剖からみたBuffering System

〜胸郭編〜

5月25日(金)19:30~22:00

講師:コリハスタッフ 林 智香・山本 理恵子

 

コリハではおそらく初、2人の講師によるナイトセミナーを開催致しました。

 

しかも女性2人というのも珍しいのではないでしょうか。そのせいか女性の受講生数も過去最高。

 

これはとても良い!近年のコリハはない華やかさでした。笑

 

それはさておき、解剖から身体のシステムを考察していく今回のセミナー

 

2人の臨床での考え方をミックスした、非常に濃い内容でした。

 

動作練習の前に構造が整っていなければ、動きづらいに決まっています。

 

今回は胸郭を取り上げ、構造体への治療によって、実際に起き上がりの動作変化を確認しました。

 

触診は少し難しかったかもしれません。

 

目に見えない、身体内部の状態を推し量る評価ですので慣れは必要でしょう。

 

でも大丈夫です、コリハスタッフも皆さんと同じところからスタートしています。

 

次回はBuffering Systemを脊柱から考察します!

 

たくさんのご参加、お待ちしております。


前庭システムと身体②Neuroscience

4月20日(金)19:30~22:00

講師:BiNIリハビリセンター諏訪 小口 和弘

 

前庭システムと身体の②ニューロサイエンス編を開催いたしました。

 

前庭システムと言えば、むしろ神経科学の話が主になりますよね。

 

今回は知っていれば臨床へとすぐに汎化できる情報を凝縮してお伝えしました。

 

例えば、片麻痺で問題となりやすい半球間抑制や、前庭システムが痛みを緩和すること、などなど

 

今まで見過ごされてきた前庭器への外力刺激によって身体には様々な変化が起こります。

 

むしろなぜ今までやってこなかったのか・・・

 

私はそれを知って、臨床がかなり変わりました。中枢疾患・整形疾患問わずクライアントの変化が大きくなったと実感しています。

 

実技は上肢・立位からどう前庭器にアクセスするのかを紹介しました。

 

どちらもとにかくシンプルです。が、慣れるまではトレーニングが必要だと思います。

 

あとは臨床でたくさんやってください。今回の方法はあくまで一例ですので、それぞれの臨床で落とし込んでいただき、個々の症例に応用してもらえれば幸いです。

 

参加された皆さま、ありがとうございました!

 

【内容】

・前庭システムと自律神経

・前庭システムにおける出力系

・前庭システムとAPA

・実技(上肢から・立位から前庭へのアクセス)


前庭システムと身体①Biomechanics

3月23日(金)19:30~22:00

講師:BiNIリハビリセンター諏訪 小口 和弘

 

 前庭システムと身体の①バイオメカニクス編を開催いたしました。

 

遠いところでは富山(!)から県内のとても遠い地域の方までご参加いただきました。

 

本当にありがとうございます。

 

このテーマは去年からずっとやりたかったんです。臨床をやっていてほんとに最近ここが大事だと思うんです。

 

そんなことを考えながら約半年、やっと私の中で消化できたので、今回皆さんと考える機会を設ける機会ができました。

 

「前庭リハビリテーション」と聞けば、めまいに対しての理学療法を思い浮かべる方が多いでしょうか。

 

前庭=めまいという関係、考えたいのはそこではないとお伝えしたくてタイトルに「身体」をつけました。

 

前庭システムは運動と深く、それこそ根源的と言っても過言ではないほどのつながりがあります。

 

ただ、あまりに根源的ゆえに認知されることがなく、そのためリハビリテーションで考えられることが極端に少ないシステムです。

 

そこに光を当てたのがバイニーアプローチです。今回は、本コースで語られている内容は極力少なくし、私が大切にしている部分を多くお伝えしました。

 

「①バイオメカニクス」ということで、解剖学から力学的なことを中心に、そして今回最も強調したかった「結合組織の調整機構」を実技を通して確認しました。

 

耳の奥にあるとても小さな機関への感覚入力によって、「全身」の結合組織が調整されるなんて思いもしませんよね。これを初めて聞いたときはほんと感動しました。

 

次回は「②神経科学」です。これは中枢疾患はもちろん、整形外科疾患の方を対象にしても考える必要があります。そしてここを理解することで、救えるクライアントが増えます。私はそれを強く感じました。

 

参加された皆さま、ありがとうございました!

 

【内容】

・前庭の解剖学

・循環動態

・前庭システムのバイオメカニクス

・前庭システムと結合組織

・実技(前庭への感覚入力)


足底の解剖学とその触察

講師:BiNIリハビリセンター諏訪 小口 和弘

2月28日(水)19:30~22:00

 

今年一回目のセミナーを開催いたしました!

内容は「足底」についてです。ここを取り上げているセミナーは少ない(ない?)のではと思います。

 

私が臨床を経験して、足底の組織に滑走不全が生じ何らかの症状が出ているケースは意外と多いのではないかと感じています。

 

それもあって今回のテーマにしたわけです。足部の関節などを評価することは必ずしますが、足底の滑走性について評価しているセラピストはどれだけいるでしょう。

 

ここ、結構大事だと思います(大事じゃないところはありませんが・・・)

 

足底は手と同様、小さいセクションではあるものの細かな層構造がみられます。

 

まずはその解剖学についてお伝えしました。

 

Level1~4までで整理すると理解が促進されるかと思います。

 

その後はコリハ恒例、とにかく実技!

 

層間の滑りを普段フォーカスして評価していない方もいらっしゃったので、まずは滑りの悪さはどういう感覚なのかを落とし込んでいきました。

 

それに合わせて神経の滑りが悪いとはどういう感触なのかも行いました。

 

初めて参加された方が多かったので、戸惑った部分もあるかと思いますが、みなさん集中して行っていました。

 

これが分かれば臨床がとても効率よくなります。分からなかった方、とにかく練習すれば必ず自身の感覚として取り込むことができますので、あきらめずやってくださいね!

 

その後は足底固有の組織と、下腿由来の組織の滑りについてより分けて評価する方法をご提案しました。

 

今回ご紹介した方法はあくまでたたき台ですので、皆さんが行いやすい方法を創発していただければと思います。

 

良い方法が見つかったら、是非教えてください。

 

参加された皆さま、ありがとうございました。

 

【内容】

・足底の解剖学

・滑走性の評価(Motion palpation)

・足底の触察