2018年 セミナー後記


前庭システムと身体①Biomechanics

3月23日(金)19:30~22:00

講師:BiNIリハビリセンター諏訪 小口 和弘

 

 前庭システムと身体の①バイオメカニクス編を開催いたしました。

 

遠いところでは富山(!)から県内のとても遠い地域の方までご参加いただきました。

 

本当にありがとうございます。

 

このテーマは去年からずっとやりたかったんです。臨床をやっていてほんとに最近ここが大事だと思うんです。

 

そんなことを考えながら約半年、やっと私の中で消化できたので、今回皆さんと考える機会を設ける機会ができました。

 

「前庭リハビリテーション」と聞けば、めまいに対しての理学療法を思い浮かべる方が多いでしょうか。

 

前庭=めまいという関係、考えたいのはそこではないとお伝えしたくてタイトルに「身体」をつけました。

 

前庭システムは運動と深く、それこそ根源的と言っても過言ではないほどのつながりがあります。

 

ただ、あまりに根源的ゆえに認知されることがなく、そのためリハビリテーションで考えられることが極端に少ないシステムです。

 

そこに光を当てたのがバイニーアプローチです。今回は、本コースで語られている内容は極力少なくし、私が大切にしている部分を多くお伝えしました。

 

「①バイオメカニクス」ということで、解剖学から力学的なことを中心に、そして今回最も強調したかった「結合組織の調整機構」を実技を通して確認しました。

 

耳の奥にあるとても小さな機関への感覚入力によって、「全身」の結合組織が調整されるなんて思いもしませんよね。これを初めて聞いたときはほんと感動しました。

 

次回は「②神経科学」です。これは中枢疾患はもちろん、整形外科疾患の方を対象にしても考える必要があります。そしてここを理解することで、救えるクライアントが増えます。私はそれを強く感じました。

 

参加された皆さま、ありがとうございました!

 

【内容】

・前庭の解剖学

・循環動態

・前庭システムのバイオメカニクス

・前庭システムと結合組織

・実技(前庭への感覚入力)


足底の解剖学とその触察

講師:BiNIリハビリセンター諏訪 小口 和弘

2月28日(水)19:30~22:00

 

今年一回目のセミナーを開催いたしました!

内容は「足底」についてです。ここを取り上げているセミナーは少ない(ない?)のではと思います。

 

私が臨床を経験して、足底の組織に滑走不全が生じ何らかの症状が出ているケースは意外と多いのではないかと感じています。

 

それもあって今回のテーマにしたわけです。足部の関節などを評価することは必ずしますが、足底の滑走性について評価しているセラピストはどれだけいるでしょう。

 

ここ、結構大事だと思います(大事じゃないところはありませんが・・・)

 

足底は手と同様、小さいセクションではあるものの細かな層構造がみられます。

 

まずはその解剖学についてお伝えしました。

 

Level1~4までで整理すると理解が促進されるかと思います。

 

その後はコリハ恒例、とにかく実技!

 

層間の滑りを普段フォーカスして評価していない方もいらっしゃったので、まずは滑りの悪さはどういう感覚なのかを落とし込んでいきました。

 

それに合わせて神経の滑りが悪いとはどういう感触なのかも行いました。

 

初めて参加された方が多かったので、戸惑った部分もあるかと思いますが、みなさん集中して行っていました。

 

これが分かれば臨床がとても効率よくなります。分からなかった方、とにかく練習すれば必ず自身の感覚として取り込むことができますので、あきらめずやってくださいね!

 

その後は足底固有の組織と、下腿由来の組織の滑りについてより分けて評価する方法をご提案しました。

 

今回ご紹介した方法はあくまでたたき台ですので、皆さんが行いやすい方法を創発していただければと思います。

 

良い方法が見つかったら、是非教えてください。

 

参加された皆さま、ありがとうございました。

 

【内容】

・足底の解剖学

・滑走性の評価(Motion palpation)

・足底の触察