2016年 セミナー後記


コリハスタッフ

「疾患別アプローチ~コリハスタッフの臨床展開~」

12月4日(日)9:30~16:00

 

バイニーアプローチセンター諏訪本店にて、今年最後のセミナーを開催しました!

 

コリハスタッフの3名が症例を提示しながら、それぞれの臨床展開について話をさせていただきました。

 

河野は大腿骨近位部骨折の症例から痛みについての考察です。

 

急性期から回復期への異動を経験するなかで、急性期から痛みを伴わず当該部位へ運動感覚を入力することがいかに効果的であるか、自身の失敗談を踏まえてお伝えしました。

 

急性期での痛みを伴った関節可動域練習、筋トレ等が回復過程においてどれだけの問題を引き起こすのか、生理学の面からも理解できたかと思います。

 

根津は訪問リハビリの症例をご提示し、hands offし活動・参加を促していく関わりについての内容でした。

 

実際の評価・治療場面などの動画が多く、まさに臨床が良く分かる内容でした。

 

マズローの欲求分類からその方の心理状態を推察し、今何を評価・治療しなければならないのか全人的に考えていく発想は参考になったかと思います。

 

 

小口はしびれに対してどんな介入が良いのか、現状うまくいっている方法をお示ししました。

 

神経を一つの物として捉えて評価していく、言われてみれば当然なのですがではどのようにやればいいのか?

 

そのヒントになったと思います。重要なのは「滑走性」であるという考えが伝われば幸いです。

 

受講生の方はもちろん、我々スタッフも楽しめるセミナーでした!

 

今年のセミナーはこれですべて終了になります。皆様のおかげで一年間セミナー等を開催することができました。

受講して下さった皆様、ホームページをご覧の皆様、本当にありがとうございました!!


小出 貴史

「人体に触れ、組織を感じる~骨盤帯と腹膜の解剖とアプローチ~」

11月25日(金)19:30~22:00

 

バイニーアプローチセンター諏訪本店にて飯山赤十字病院の小出先生をお招きしてセミナーを開催しました。

 

小出先生は現在、信州大学大学院医学部にて解剖学を勉強されています。その中で、ご検体での解剖を多く経験されています。

 

本物のお体を見ると解剖学書とは違うところ、解剖学書の記載にはない部分などが多いということです。

 

今回のセミナーでは、そういった知見と共にそれを臨床とどう結びつけるのかご提示いただきました。

 

コリハスタッフは解剖学の話に興奮気味でした。笑

 

ただ、腹部の解剖について前知識が少ない方には難しい内容だったかもしれません。是非、解剖学書を見ながら復習してください!

 

今回のセミナーがどれだけ貴重な情報で溢れていたのか分かるかと思います。

 

実技では腸間膜への介入をお示しいただきました。

 

腹膜の制限によって身体運動が影響を受けているケースは非常に多いです。腹膜への治療・評価にて大きく身体が変化していることが見て取れました。

 

最後に、先生から「解剖学だけ学んでも意味がない。大切なのはどうしてそういう形をしているのか、どうしてそこにあるのかを考えること。」だと言っていたのが印象的でした。

 

小出先生はたくさんの情報をお持ちで、お話しきれなかったことがまだまだたくさんあるそうです。

 

ということで、またお呼びしたいと思います!!

 

小出先生、参加された皆様ありがとうございました!

 


根津 憲継

「全身をどう捉え介入するのか?」

11月21日(金)19:30~22:00

 

バイニーアプローチセンター諏訪本店 にて湯村温泉病院勤務の理学療法士、コリハスタッフ・カイクリニカルラボ根津憲継が話をさせていただきました。

 

良くなるとはどういうことかということと、生化学から結合組織をどう扱うべきかを話しました。

 

結合組織の特性を考えた上で、どのように扱うかの部分ではやはり腑に落ちる説明でした。

 

治療を3本の矢で例えて、説明する形で治療展開の話をしていました。

 

その後はスタッフが入りながら、距腿関節のテクニックと

 

足部から、力を加えてどこに力があるかという実技をしました。

 

これは立位になったときにどのように力が入るかという事を知る上でも非常に重要な方法で臨床でも非常に役に立ちます。

 

今回は少人数で時間もしっかりと実技にかけられたました。

 

多くの方が足部から股関節のモビライゼーションや仙腸関節のモビライゼーションが行えていた印象があります。

 

是非、臨床でも活かしてみてください。

 

次回、12月4日にコリハでセルフエクササイズの方法を行います。

 

コリハスタッフが実際に使用して効果を実感しやすいものをご提示する予定です。

 

是非、ご参加ください。

 


小口 和弘

足部に治療意義はあるのか?臨床応用編

11月11日(金)19:30~22:00

 

バイニーアプローチセンター諏訪本店 小口和弘が話をさせていただきました。

 

前回のバイオメカニクス編での内容をどのように臨床に落とし込むのかという内容でした。

 

実際にモデルを評価し、治療するという一連の流れを皆さんで考えてみました。

 

後足部が、前足部が、内反で、外反で、、、と混乱することがあったかと思いますが皆さん真剣に、そして熱心に考え取り組んでいました。

 

実技では距骨下関節を調整するテクニックをお伝えしました。

 

踵骨から距骨下関節ニュートラルをとるところに苦戦している方が多かったですね。

 

とにかく感覚を鋭敏にして、そして「感じようとしすぎず」自分の感覚を信じて行ってください。

 

今回も早くに満席となり、25名もの方にお集まりいただきました。本当にありがとうございます。

 

ただ講師の力不足で時間超過してしまいました。ごめんなさい。

 

次回は「全身をどう捉え介入するのか?」というテーマでスタッフの根津が話をします!

 

コリハでは体の一部分について取り上げることが多いですが、全身を捉えるという視点も非常に重要ですよね。

 

また多くの方とお会いできることを楽しみにしております!!

 


小口 和弘

足部に治療意義はあるのか?バイオメカニクス編

10月27日(木)19:30~22:00

 

バイニーアプローチセンター諏訪本店 小口和弘が話をさせていただきました。

 

今回もセミナー開催日よりもかなり前に満席となり、非常にうれしい限りです。本当にありがとうございました。

 

足部への治療が効果的であると言われている昨今ですが、本当に必要なのか?これを考えるセミナーでした。

 

そもそも講師である小口自身がずっとそれを感じていたのが本セミナーの開催理由でもあります。

 

タイトルではバイオメカニクス編となっていますが、実は神経科学的知見から足部は非常に重要です。

 

「足部は体幹機能を変化させるセンサー」、これが小口の考える足部治療の意義だという内容でした。

 

それを実演も交えてお伝えしました。とにかく現象が真実ですので、臨床家であればもう無視できません。

 

さらに、具体的評価も触診と併せて少しご提示しました。

 

次回は臨床でどう展開していくのかを考えていきます。

 

参加された皆様、本当にありがとうございました!


前島 侑弥

なぜ徒手療法をやるのか?-姿勢編ー

10月14日(金)19:30~22:30

 

23名の方を受講生としてお迎えして、なぜ徒手療法をやるのかのセミナーを開催しました。

 

講師はバイニーアプローチセンター諏訪本店 前島侑弥が担当しました。

 

クラインの運動学を基準にBiNIとSpine dynamicsの知識をお借りして、混ぜながらお話しさせて頂きました。

 

カウンターアクティビティ(CA)とカウンターウェイト(CW)の達成条件とそのための治療戦略の根本をお伝えしました。

 

CAに関しては、如何に衝撃緩衝系を賦活していくかが鍵だと伝えました。その中でCOPの発生起点である足部が如何に重要な役割をもってくるか?COPの操作が困難であれば立位におけるCAの活性は困難になります。つまり、筋出力発揮が難しくなるということになります。

 

CWに関しては関節の自由度と感覚器が正しく働いていることが重要であることをお伝えしました。これには関節の評価が間違いなく必要になります。実技では眼球運動を促通することによって姿勢制御が変わることがお伝えできたかと思います。

 

そして、私たち若いリハビリ職は何を目的にこの職業を続けていき、どこに行きたいのか多くのセラピストが認識していなかった部分かもしれません。

 

セミナーになぜ出るのか?セミナーに出ることで満足せずに自分の求めるものを得るためにセミナーを使っていって欲しいと切に願います。

 

 

今回のセミナーも内容が非常に多く、時間を大幅に過ぎてしまい申し訳ございませんでした。

最後まで真剣に取り組み、話を聞いてくださってありがとうございました。


前島 侑弥

なぜ徒手療法をやるのか?-関節編ー

9月30日(金)19:30~22:00

 

とても早い段階で満席になってしまい、キャンセル待ちの方にはご迷惑おかけしました。

 

バイニーアプローチセンター諏訪本店にて前島侑弥によるセミナーを開催しました。

なぜ徒手療法をやるのか~運動を変えるための原理・原則偏~という大きい題でとてもじゃないけどできるかなと不安がありましたが、とても良い反響を得て終了することができました。

 

臨床的に使用する筋マニュピュレーション(マッサージ)、実際には筋力は上がるのか?

それとも、低下するのか?そこをきっちりしました。押し派とさすり派で大きく効果が違う事をお見せできたかと思います。

 

続いてストレッチです。ストレッチにおける目標が筋内膜のコラーゲン繊維クロスブリッジの解消であるとすれば、教育レベルである関節運動に伴うストレッチは方法として問題があるのではないか?これも提示できたかと思います。

 

また、そこから筋硬度と関節運動に関連があり、筋の硬さがあるといって必ずしも可動域制限にならないということを股関節を例にとって説明しました。このことは可動域制限があるからといって、筋マニュピュレーションが適切なのかという問いです。

 

逆に大腿骨頭を臼蓋にもどした際には筋緊張や可動域が改善されたかと思います。

関節をきっちりと評価できると何か効率のいい仕事ができそうですね。

もちろん、股関節前方のインピンジメントテストや関節の可動域やLPPをきっちりチェックできること必須です。

 

座学の多いセミナーでしたが、いい時間が過ごせました。

 

よりそれぞれの分野で詳細を学ぶにはご紹介したセミナーに是非参加してみてください。

これも伝えた通り、本物に合わなければ本当のところは手に入らないからです。

 

参加された皆さま、今回もコリハのセミナーを盛り上げてくださってありがとうございました。感謝いたします。


前島 侑弥

脊柱管狭窄症の病態と臨床展開

9月16日(金)18:30~20:20

バイニーアプローチセンター諏訪本店にて前島侑弥によるセミナーを開催いたしました。

脊柱管狭窄症と聞くとどのような事を症状を思い浮かべますか?

 

という問いに対して、「痺れ」という返答が一番帰ってきました。

じゃあ、その痺れがどのように出ているかと言われると実はよくわからない・・・というのが実際の所かと思います。

 

脊柱管狭窄症は腰椎の退行変性による変形によって脊柱管が圧迫される病気です。

黄色靭帯による慢性圧迫がされるために神経症状が他の神経症状と異なる発生のしかたをします。

 

そこに関わるのが脊柱管内の硬膜と周囲血管の構造です。

これが圧迫されて神経栄養が断たれることによって神経障害が発生します。

 

構造と機能からどのような代償が発生し、それがどのようなデメリットを持つか説明しました。

 

2時間座学のセミナーでしたが、たくさんの方が熱心に聞いてくださっていたのが印象的でした。

 

セミナー後は懇親会でがっつり!!親睦を深めました。非常に良い会でしたね。

 

皆さん、コリハを盛り上げてくださりありがとうございます!!


小口 和弘

「胸郭-partⅡ-」

8月21日(日)9:30~16:00
バイニーアプローチセンター諏訪本店の小口和弘によるセミナーを開催いたしました。
呼吸器、運動器、循環器としての胸郭を応用の効きやすい形で説明しました。

なぜ、結合組織に対してアプローチに対して徒手療法で変化がだせるのかという話をしました。

要するに結合組織が、糖蛋白と水分なので熱によって反応します。これは非常にわかりやすい説明ですね。
解剖学から機能的な考察と臨床的な問題の可能性を示唆しています。
1日のセミナーならではの詳細な解剖学と生理学、運動学的知識を徹底して座学で行いました。
やっぱり1日のセミナーはとてもいい!
勉強できる質も量も圧倒的でした。
受講された先生方もしっかり学びたいという方が多く、非常によい勉強会でした。
内容が複雑なものはまた1日でやりたいですね。

小口 和弘

「胸郭-partⅠ-」

8月5日(金) 19:30~22:00

バイニーアプローチセンター諏訪本店の小口和弘が講師で開催しました。
脊柱や胸郭はバイニーアプローチでもスパインダイナミクスにても非常に重要視している場所です。この部位にアプローチすることで交感神経系に強烈にアタックできます。
解剖学的に関係性を見て、考察する小口のスタイルは受講の価値ありですね。

勝山 友紀

原点回帰@「コ・リハ」~当たり前の事をやって患者さんによくなってもらいましょう~

7月22日(金)19:30~22:00

飯山赤十字病院 勝山友紀先生(作業療法士)による原点回帰セミナーを開催しました。

 

「治せないとわかっていても治したい」と思いますか?から始まったセミナーでした。

内容は基礎ってすごい大事だという内容でした。他職種との連携・体を変化させるワイピングなどなど盛りだくさんの内容でした。

 

作業の基盤(立位)は足部だ!!

足部にひと手間加えた動画は圧巻でした。確かにこれならFIMも向上するなと感じました。

 

実技もなぜこれをするのか、それがどのようにADLに関わってくるのか説明がありました。徒手療法に傾いているとADLをおろそかにしてしまう事も多いのではっとしましたね。

 

多くの学びと気づきが頂けました。

 

今後も勝山先生の活躍に目が離せないですね。ありがとうございます。


足底板の基礎とバイオメカニクス

7月8日(金)19:30~22:00

コリハ スタッフにて足底板の基礎の講義をしました。

 

足部の構造と運動連鎖について、説明行い。

そのうえで、内側ウェッジや中足骨パッドのような足部の一部を持ち上げるような方法での問題の解決の難しさを説明しました。

 

足部は一つの複合体として運動が発生しているので、痛みが出ている部分を単純にあたらなくする方法では問題は解決しません。そういった基礎を学んで頂きました。

 

触診と評価に関しては、簡易な方法をお伝えしました。

触診や評価はとにかく繰り返す事で精度や情報が増えてきます。是非臨床で生かして頂ければと思います。


松原 貴子 「ペインリハビリテーションの基礎から応用まで」

6月12日 (日) 10:00~15:00

日本福祉大学 教授 松原貴子先生にご講義いただきました。
「痛みの評価はバイタルサインに並ぶ必須の評価項目である」、これが今の世界のスタンダードです。
日本は痛み教育が遅れています。それでも医学部ではようやく痛みの基礎教育が始まっており、保健学科、つまりリハビリ職の教育が始まるのも時間の問題なんだそうです。確かに私は痛みについて「きちんと」教育を受けた記憶がありません。
我々よりも基礎教育を受けた学生が実習生として来る時代がもうすぐそこです。そんな時、臨床家である我々に指導ができるでしょうか?
何より、痛みについて知らないセラピストに患者さんを幸せにできるでしょうか?
普段から国や医師たちを相手に話をし、何百~何千人という受講生の前で講義をしている先生のエネルギーと情熱が伝わるセミナーでした。
内容は世界での痛み研究の動向から「モダンリハビリテーション」、つまり今の主流のリハビリテーションをご紹介いただきました。慢性疼痛に対しての具体的介入方法は明日から活かせる情報でした。「最後には相手の意思決定が必要である」、これは痛み患者さんだけでなくリハビリテーションそのものだろうと感じます。
 
個人的には、疼痛抑制機構における「リズム運動」との関係が非常に興味深かったです。そして痛みについてある程度知っている気になっていたことに気付かされました。
 
松原先生、参加された皆様ありがとうございました!

小口 和弘 「手部と肋骨」

6月3日(金)19:30~22:00

手部と肋骨というテーマでバイニーアプローチセンター諏訪本店の小口が講義しました。

 

前回の手部の触診を元にした実技だったので難易度としては高いものが多かったのですが。

 

多くの受講生がなるほどと感触を掴めた様子でした。

 

中枢における拘縮手の考え方や頸部回りの不定愁訴に関しても考えを変えてこれから取り組んでいけるようなセミナーでした。

 

骨の集まる部位の触診というのはやって損がありませんね。非常にいいセミナーでした。


小口 和弘 「手部」

5月27日(金)19:30~2:00

手部 というテーマでバイニーアプローチセンター諏訪本店の小口が講義しました。

 

理学療法士としては学校教育ではほとんど扱われていない手部というテーマをわかりやすく説明しています。

 

触診やモビライゼーションのやり方などは是非参加して技術獲得していってください。

 

 

 

※セミナー内容を動画でアップしたのですが、大人の事情により削除いたしました。

 何らかの形で動画もお送りしますのでご期待ください!!



小口 和弘 「同期する世界」

4月22日(金)19:30~22:00

同期する世界というテーマでバイニーアプローチセンター諏訪本店の小口が講義しました。

 

BiNI Approachでは引き込みあいや同期といったことを非常に重要視します。

 

じゃあ、同期ってどうやってやるの?引き込みあうってどうゆうことというとなかなか難しいですよね。

 

その点に関して、まずは同期って誰が発見したのか、どうゆう現象なのかそしてどのようなエネルギーのことを言うのかを詳しくわかりやすく説明していました。

 

同期とは、相手の波と治療者の波が合わさり増強していくことなのかなと思います。

 

でも、実はあれこれ考えていなくても相手の体を触っているという強結合している中では勝手に同期するものだとは思うんですが。。。でも、少ない時間の中で効果を出すにはあれこれ知っておいて間違いないとは思います。

 

面白いのは

実は、いろんな団体が言い方は違えど、同じ現象が治療に対して重要だと言っていることです。

ある場所では「シンクロ」、ある場所では「組織の侵入」、ある場所では「引き込み合い」、なんとも不思議なことですね。

 

今年度もコリハは皆さんを引き込み、引き込まれていきますのでよろしくお願い申し上げます。

 

次回は 手部 行っていきます。