脊柱の評価を考える。

脊柱の評価と言われても、どの分節を治療対象にすればいいか悩むかと思います。

脊柱の動きを感じられるようになればここだっていうこともわかるかと思いますが、結果がでるだかでないだかわからないとなかなか触る気にもなりにくいですよね。

なので、今回は腰椎のココッて所を見つけることもでき、徒手療法を行う上で重要な理論を一つ紹介します。
上の図は棒を曲げようとした時のことをイメージしてください。

右に行くほど曲がる分節が増えています。

曲がっている部分の応力負担は分節が少ない程、多いかと思います。

左の図が硬い棒を曲げた際にはポキリッと折れてしまうのに対して、右の図は若木を曲げたときにグニャリとしなるのが想像できるでしょう。

これと同じことが脊柱(特に腰椎)にも当てはまります。

脊柱においては、ポキリッと折れることがないので、柔らかい分節は過可動域(ハイパーモビリティー)となります。場合によっては棘突起が大きく離れたように触診できます。

このような部位が存在する場合はそこが!「歩いてると腰が痛くなっちゃうという」主訴を訴えることが多いです。

過剰運動部位を起立筋群による収縮で固定してくるんですね。

しかしながら、この部位に直接アプローチすることは少ないです。問題となるのは上か下の椎間関節の動きが少ない事です。

木がポキリと折れないために分節を増やしてあげることかと。

体幹を伸展した際に、皺が深くなる分節は過可動域を持つ分節であることが多く、この分節を上下椎間関節を評価(指で椎間関節を腹側に押して前方移動をチェックする。)した際には硬い分節があります。

あとはそこにアプローチするのみです。

すると、自然と周囲の筋群の緊張も落ちて「痛くない。不思議!」と言う言葉がいただけるかと思います。