TFCC を考える。

TFCC(Triangular Fibro Cartilage Complex)
三角繊維軟骨複合体と呼ばれる部位です。皆さんご存知ですか?

私のTFCCとの出会いは5年前スノーボードで転倒して尺骨を粉砕骨折した後になります。

うまいこと整復位が取れたとのことでギブス固定にて治療したんですが、仕事を始めたら尺骨遠位端が痛いこと痛いこと。一番はドアノブが捻れない。おまけに小指球から小指にかけてジクジク痺れる。

理学療法士たるもの自分で治さねばと調べたのが始まりです。

いわゆる、TFCCと言われる部位は関節円板とそれを包む三角靭帯、加えて内側手根側副靭帯からなります。ここにTFCCの動的安定要素である尺側手根伸筋腱を含むことも多いです。

受傷に関しては、転倒やテニスや野球で手首を捻るなど、または前腕骨の骨折(特にコーレス骨折、加えて舟状骨骨折)などによって上記TFCC部分を損傷した場合にはTFCC損傷となります。

整形外科テストでは、尺屈動作に対して、TFCC部分での軸圧が高まるために疼痛が発生するというメカニズムです。

治療としては、第一選択としては装具療法となります。CUFF型と装具という手首に巻くバンドのようなものでTFCC部分の除圧するということです。そして、尺骨が橈骨の遠位関節面より3mm長い場合には手術療法が選択肢として上がってきます。
では、運動療法は?というと実はあまり明確なものはありません。むしろ安静第一なとこがあります。ですが、このTFCC損傷という手首の捻挫は非常に慢性化しやすい。しかも、なかなかTFCC損傷ですと診断されることはないんですが、多くの人がTFCCの痛みがあるように感じます。 
 
 
自身として、回内外の痛みという点では部分の治療として近位橈尺関節・腕尺関節、遠因手根列横アーチ、尺側手根伸筋腱の滑走という点で見ています。 
 
回内外の動きは腕尺関節と橈尺関節・手根骨の動きによって全可動域が発生します。どこかの動きが制限されるとどこか過剰運動部位となり負担がかかることはなんとなく予測がつきます。 
 
(図はプロメテウス解剖学アトラス第二版より)