関節の大事な考え方。

関節を考えるうえで私が大切にしていることは安定性です。

 

安定性とは?

 

関節の安定は受動要素と能動要素によって構成されています。(これはご存知ですよね。)

 

受動要素は関節包や靭帯(結合組織)、あとは骨構造ですね。

 

能動要素は筋です。

 

そして、これらによって作られる関節の適合性が許容できる範囲で出力が発生します。

 

なので、骨の適合性(安定性が良い)がいいポジションでは当然 出力発揮は良好です。

 

逆にはまり込みが悪い場所では出力が低下します。

 

モーメントを発生されるのは関節より離れた筋の方が強い関節モーメントを発生させるためアウターマッスル(表在筋)が出力のメインとなってきます。

 

ですが、この表在筋というのは関節から離れた位置に力線が通るので関節の安定性を乱す要因にもなってしまうわけです。動作を繰り返すほどに関節を変位させることになる(あまり好きな言い方ではありませんが、関節がずれる。)

 

その際に関節の適合性を担保するのが深層筋(インナーマッスル)となります。

 

じゃあ、インナーマッスルを入れればいいのか?

 

これに関しては臨床的に3つの答えがあると思います。

1.インナーマッスルを使用すればいい!

じゃあ、インナーって言うと腱板筋・外旋六筋(内閉鎖筋が外閉鎖筋)、脊柱短回旋筋群、腹横筋、骨盤底筋、横隔膜などなど、まぁーいろいろあります。ある程度、筋量があって意識できる方はこれらのトレーニングをしてもいいかもしれません。僕も使いますし、僕もしてます。

 

 

でも、どうやっても入らない人っているじゃないですか?この場合は下記のどちらか、もしくは両方

 

2.関節周囲結合組織をいい感じにする。(テンションバランスを良くする。)

インナーマッスルに関しては、関節包の伸長感覚によって筋の収縮・弛緩が巧みにコントロールされています。

例えば肩や股関節などの安定性の低い関節では筋収縮による安定性が確保されるわけです。こういった関節では関節包の伸長は、その伸長感覚でもって即座に筋収縮に関わってきます。

 

臨床でイメージすると、常に伸長感覚が入っている・あるいは弛緩して伸長感覚が入らない場合は深層筋の反応が変わってくることがイメージできますでしょうか?例えば、深層筋が緩々であったり、あるいはキンキンになったり。

 

なので、周囲結合組織のテンションバランス改善によってインナーマッスルが活性することが臨床上往々にしてあります。関節はいい位置という事が大事だということがここでお分かりいただけるかと思います。

 

 

 

3.コア機能の改善。脊柱の硬さの改善。ここが弱いからインナーマッスルが入らない。

 

運動の始まってくる所はどこか。

 

まずは体幹の安定があって、その後四肢が動いてくるということでしょう。

 

僕は横隔膜こそが真のインナーマッスルだと思うんですが、それは置いておきましょう。

 

とにもかくにも近位関節の安定や運動がないと遠位は動いてきません。

 

ここを深く学ぶのであればBiNIやスパインを学んでください。全体論ってすごいです。

 

 

 

なんだか、大きなテーマに手を出してしまったせいでまとまりがない文章になってしまいました。

 

私がとにもかくにも関節を見るときに大事にしているのは

 

どんな外力が入っていて、どのくらい安定性が必要なのかということです。

 

そして、不安定な場所で出力は発揮されないということです。

 

 

是非、臨床で活用してみてください。