胸椎と胸郭の動き

肩甲骨下角の高さが左右差が大きく異なるときに何を想像しますか?

 

僧帽筋の緊張やら手根骨の問題やらいろいろ出るかと思いますが、

 

大きく左右差がある場合は胸郭の問題です。

 

この高さが3横指以上差がある場合には側彎を含めて評価していきます。

 

胸椎は肋骨が付着するという特性から肋骨の変位が胸椎に出たり、反対に胸椎の変位が肋骨の問題となっています。

基本的にはRib1.11.12は単独の脊柱に付着し、脊柱との関係もまた異なるので今回は省きます。

 

Rib2-10は脊柱の椎体間に付着するために脊柱の動きを制限したり変位を起こします。

 

脊柱が伸展した場合には肋骨は後方回旋します。逆に屈曲した場合には前方回旋です。

 

脊柱が右回旋した場合には右側の肋骨は後方回旋し、左側は前方回旋します。

 

例えば、右側の椎間関節が硬く屈曲しない場合に脊柱を屈曲した場合に右側に凸となり側彎するんです。

 

臨床では、両側の肋骨が急に出っ張っている(後方回旋)している場合に、その肋骨の上位肋骨の伸展変位があることがあります。この場合は脊柱を狙っていきます。逆の前方回旋も同様にしています。

 

例えば肋骨が片側のみ、なんらかの形で前方回旋した場合にはどうなるかというと脊柱が前方回旋側に回旋します。その場合は肋骨ですが、臨床上はどちらもやらないと柔らかくならない印象があります。

 

側彎に関してはこのようなシステムを頭に入れておくと治療に役に立ちます。