肩周囲の問題を考察する。

肩の周囲の痛みに関しては本当に肩の問題であるかを評価する必要があると考えています。

 

教科書上では肩という関節は、肩甲上腕関節 肩甲胸郭関節 肩鎖関節 胸鎖関節 第二肩関節(機能的関節)にて構成されています。

 

可動域が圧倒的に少ない拘縮肩と言われる場合には肩甲上腕関節の問題があります。

 

非常に簡単な評価としては、肩の屈曲を他動的に動かす際の肩甲上腕関節の滑り転がりが発生しているか。

 

肩甲上腕関節の動きが乏しい場合には外旋が30度以下、外転が60度以下になる場合が多いように感じます。

 

また、内転の制限がある場合には第二肩関節での組織の滑走の問題があるように感じています。

 

逆に矢状面での問題が少ない場合で 2nd外内旋での問題の場合は脊柱や胸郭の動きの制限があります。

 

2ndポジションが素直に取れるということは肩甲上腕関節の問題は少ないのかなと私は判断します。

 

ここの硬さの問題があると 三角間隙と呼ばれる空間が狭小化することになります。

 

この空間はいわゆる、胸郭出口症候群に関与する群になる所の少し先から腋窩のへんまでです。(グレイ解剖学より)

 

この三角間隙には腕神経叢も入ってきますし、腋窩動脈鞘も入っています。

 

つまり、ここの制限で肩周囲の痛みを訴える方も多いです。

 

この場合には、肩関節を動かしても痛みに変化しないということや常に重だるいような痛みの訴え方をする特徴があります。

 

動脈の狭窄に関しては小胸筋にと胸筋筋膜の出口における胸肩峰動脈の制限やクアッドラテラルスペースにおける肩甲回旋動脈の制限が主に考えられます。

 

運動時痛でない痛みや炎症は動脈や静脈の動きも評価に上がってきます。

 

その際には胸壁前面の硬度の評価や胸郭上口も評価していく必要性を感じます。

 

 

そして、余談ではありますが、先日センターでBiNIのセミナーがありましてたくさんの方に「ブログ読んでます。」の反応を頂きました。

 

こんなどこの誰が書いてるかわからないブログを楽しみに読んでくださってる方がたくさんいると思うと本当にうれしいです。