疼痛を強く出す食事

今日のテーマは不飽和脂肪酸と呼ばれる栄養素の話です。

 

栄養学かよ・・・そう思われた方は栄養学の事はなめきっています。

 

すべての疼痛の原因がメカニカルな原因だと思っていませんか?

 

違います!!実際には、ケミカル(化学)とメンタル(心理)が含まれています。

 

これを実際、触診と問診で確かめて、どうもこれは 食べ物も原因に含まれるぞ。とか判断していきます。

 

痛みに関連する話題です。

 

PG(プロスタグランジン)と言えば、発痛物質です。

 

この物質の生理学的作用は平滑筋の収縮作用であったり末梢血管拡張や発熱・痛覚伝達作用があります。

 

この物質って何からできてるかご存知ですか?

 

そうです。不飽和脂肪酸です。アラキドン酸という物質が細胞膜に膜リン脂質として保有されているのですが、そこから代謝されてPGとなります。(実際にはPG以外にもTX,LT,PAFといったエイコサノイドが産生されるが簡単に割愛します。下記の表記も正確さよりもわかりやすさで書きます。栄養学は書き始めるとカタカナオンパレードになってしまい読む気が失せるので。)

 

さて、このいわゆる炎症の原因とも言えるプロスタグランジンですが、実は型がいくつかあります。

 

PGE1(ジホモーr-リノレン酸) PGE2(アラキドン酸) PGE3(エイコサペンタエン酸)というように似た構造式で作用は競合(量に合わせて一緒に仕事)するものです。

 

PGE1と2はいわゆるn6系と言われる不飽和脂肪酸から生成され、PGE3はn3系由来の不飽和脂肪酸から生成されます。

 

問題はこの二つの構造式で炎症の発生の仕方に差があるということです。

 

アラキドン酸(ここでは簡単に動物性の油としましょう。)から生成されるPGE1.2では作用が急で炎症や血小板の凝集作用力が強く起こるということです。また、PGE2は強烈な子宮筋収縮作用を持っています。

 

EPA(魚由来の油とします。)から生成されるPGE3は血小板の凝集作用が弱く、作用も緩徐で炎症反応もアラキドン酸由来のプロスタグランジンよりきわめて弱いのが特徴です。血小板の凝集作用が低いので、炎症部の血流が保たれることもポイントです。

 

つまり、このことは動物性の油脂を多く取ると炎症反応が激しく発生したり循環性の問題が発生しやすいということです。

 

私はこれらの問題が顕著に出てると 肉食女子 ラーメン男子と疑って問診します。

 

彼らは痛みが長引きやすく、発生しやすいと考えられるわけですね。

 

なんで、

 

「ラーメン好きです?チョコレート好きです?」なんて聞きます。

(チョコレートは油と糖とできている悪魔の食べ物です。その強い中毒性で簡単に腸間膜の動きを制限して腰痛を発生させます。)

 

これらの人々はASISに触れるだけでも痛い!経験上、右側に強くでます。

 

腹膜が硬く、血管の硬い。これが臨床での印象です。

 

そして、皮膚状態が悪いことが多いですね。油脂の問題は乾癬やアトピーとも関連が強いです。

 

なので、治療展開は膵臓や肝臓の動きを意識して、食事の指導も行います。

 

食事もその人の体を形成している要素です。

 

栄養学も学ぶとその人の理解と価値の提供が多くできるかもしれませんね。