小脳と基底核

前回、感覚の話を記載しました。

 

続きで姿勢や運動の調節には大脳基底核と小脳についてまとめていきます。

 

大脳基底核はいろいろな入力情報の中から現時点で最もふさわしい情報を選択し、、

運動プログラムを作成し、視床を介して運動野や運動前野に投射して、自発性運動を制御しています。

 

これは、小脳が扱う運動よりも遅くゆっくりと安定した運動の開始・実行を調整していると言われています。

 

これに対して小脳は、大脳基底核同様の入・出力を行いますが、大脳基底核が扱う運動より早く複合的運動の開始・時間・強さなどに関与し、主に外部情報に依存する外発的運動を制御しています。

 

そのためにフィードバック制御機構とフィードフォワード制御機構の機能に対して、小脳は重要な役割をはたしています。特にフィードバック制御の関与が強いそうです。

 

どちらも、また、筋トーヌスの維持にも関与し姿勢保持に貢献しています。

小脳疾患では、筋トーヌスが低下することが多いです。これは、まだしっかりとはわかっていませんが、長経路反射の障害により筋トーヌスの低下が発生するのではないかと言われています。

 

さて、この話と一緒にしたいのが、先行随伴性姿勢調節(APA)です。

 

これは動作の際に、来るべき運動に伴って生じるであろう身体動揺を見越して、それらを最小限に抑えるための姿勢調節で、この運動に先行する姿勢筋活動のことを先行随伴性姿勢調節(APA)と呼びます。

 

これはもうぶっ飛ばして、理解すると腹内側系によって活性されるコアスタビリティ機能のことです。

 

小脳疾患やパーキンソン症状などの疾患で共通して散見されるのが、このコア機能低下です。

 

肋骨や、腰椎は硬度が高く分節性の乏しく、お腹に手を当てるとハリがなく動きが少ない。

 

私は評価の中で、寝返りの分節性をの有無をチェックします。丸太のように寝返る方はコア機能と体幹機能の制限があるとみてもらっていいと思います。

 

コア機能低下が発生するとほぼほぼ床反力の制御が行えなくなります。

なので、上記二つの疾患はとにかく体幹の機能を見ていくのが大事かと思ってみています。

 

神経系の問題は必ず、二次的に身体の機能制限として発生しています。

そこを見ていけると、難しい疾患でも道があります。

 

セラピストの力はすごいですね。夢があります。でわ