上肢の神経性のテンション

上肢の神経テストは臨床上頻繁に利用します。

 

肩外転90度で背屈と手掌伸展で正中神経テンションを加えて制限を感じとる。

 

神経のテンションを感じる上で正中神経が一番感じやすく、交感神経繊維が多いので嫌な感じもしっかり出るのでフィードバックを得られやすい上でも練習として最高の部位です。

 

実は正中神経は2.3指の伸展で発生しますが、4.5指は尺骨神経のテンションが感じられます。

このときに、上腕骨遠位内側で少しテンションを加えると尺骨神経が張っていることもあります。

 

もちろん、手根管や前腕で制限されている場合もありますが、最近多いのはT1と腋窩空間です。

 

特にT1-2の制限による上肢の神経の狭窄は正中・尺骨神経どちらにも発生します。

 

このとき、つっぱり感は検者としては遠くの方で突然パリッとくるような感覚です。

 

もうひとつは腋窩空間内での制限です。実は腕神経叢は腋窩動脈にまとわりつくように存在します。

 

動脈の位置の変化や上部胸郭の前方への移動によって、この部位でテンションが発生することがあり、これが非常にやっかいな問題になります。

 

この場合はややもっちりとしたテンションのかかり方をするように私は感じます。

 

また、この腋窩動脈の走行にそって圧痛がある場合には上部胸郭の問題の改善が必要になります。

 

Rib1-T1の適切な触診と評価がこれらの部位ではどうも必須です。