足関節の背屈を出したいと思ったら

足関節の背屈は可動域制限が出やすい部位です。

 

学生のレポートではよく下腿三頭筋の筋緊張が高く、筋性の制限が強いという表現があるんじゃないでしょうか?

 

なので、ストレッチを行いますということになっている。

 

しかしながら、本当に筋性の制限であるかチェックするべきでしょう。

 

たしかに、高齢である方の多くは下腿三頭筋の緊張は高いですし、筋肥大を伴っている方も多いです。

 

足関節の構成は広義で捉えた場合には距腿関節と距骨下関節と横足根間関節です。

 

距腿関節の動きに着目した際には、腓骨、脛骨、距骨です。

 

関連する関節は、近位と遠位の脛腓関節です。ここの関節は上下と、前後の動きがあります。

 

本によっては、背屈では腓骨が上方に動き、外旋する。この動きは近位脛腓関節に担保される。

 

とのことですが、臨床的には捻挫していない限りは下方後方に腓骨が偏位しているという印象です。

 

つまり、ハムストリングスの大腿二頭筋が効いていないという方が多いんです。

 

この脛腓関節の問題がメインである場合には、骨性のロックを感じられることが多いです。

 

さて、この際に距骨という骨の位置が関節包内運動で重要になります。

 

距骨が距腿関節に対して前方に位置する場合には背屈する際に距骨と脛骨でインピンジメントするような形になります。この際には周囲筋の抑制も入りやすいので筋性の制限を感じやすいです。

 

これは距骨の転がりをこちらで作ってあげれば、他動的な可動域上は大きく変化が出ます。即座に!

 

ただし、これは自動運動になると全く変化はありません。

 

距骨はまた前方に位置し始めるのです。

 

原因はいくつもあるかとおもいますが、背側距舟靭帯の緊張が高く、距骨が前方に偏移しているかもしれません。

 

脛骨自身がスウェイバックやフラットバック姿勢によって距骨に対して後方にあるのかもしれません。

 

そうすると全身を見て、判断するということになります。

 

でも、やはりまじは、距骨と脛骨、腓骨の位置関係をきっちり見て、関節を動かした際にどんな動きをするのかを見てあげることが足関節の背屈のコツです。