幸せホルモン!!

オキシトシンについて

BiNI Approachで度々耳にするオキシトシン(oxytocin)

穏やかな触感覚入力によって分泌が促通されるようですが、そもそもどのようなホルモンなのか

 

 オキシトシンは視床下部の室傍核と視索上核の神経分泌細胞で合成され、下垂体後葉で貯蔵・分泌されるホルモンです。従来、出産・授乳に関わるホルモンと考えられてきました。膣刺激(特に陣痛時)や乳児による乳頭への機械的刺激が脊髄視床路と脳幹を経て視床下部に達し合成され、視床下部下垂体神経路を介して、下垂体後葉から分泌されることで子宮筋の収縮や射乳(射乳反射)が起こるとのことです。また、空腹の乳児の泣き声によって分泌が誘発され、逆に物理的ストレスや心理的ストレスによって分泌が抑制されるようです。

 このようなオキシトシンですが、近年では「愛情ホルモン」「幸せホルモン」などと呼ばれ心理的安定や信頼関係の構築に重要な役割を果たす神経伝達物質として注目されています。抱擁などのスキンシップや会話などの交流によって分泌が促通され、不安の軽減や疼痛閾値の上昇、ストレスホルモン値の低下が報告されています。また、自閉症患者に対してオキシトシンの投与を行い症状の改善があったとの報告もあるようです。

 

 良好な皮膚接触によってオキシトシンの分泌を促すことで、痛みや不安感の改善など様々なメリットがあるのではないかと思われます。