顕在学習と潜在学習

「顕在学習」「潜在学習」・・・

あまり馴染みのない言葉かも知れませんが、私たち自身が何かを学習(運動学習)するとき、あるいはセラピストがリハビリテーションの臨床場面で、クライアントさんに運動学習を促す際に私たちが何気なく使い分けている運動学習の方法のことです。

 

今回はそれぞれの特徴についてまとめてみました。

 

 

顕在学習(explicit learning)と潜在学習(implicit learning)の違いは、学習の意図や自覚を伴うか否か、すなわち「意識下の学習」「無意識下の学習」かの違い、といえます

 

つまり、

顕在学習とは、運動手順などの外在的フィードバックに基づき、学習者が意識的に課題を反復する学習方法

であり、

潜在学習とは、学習者が意識することなく、視覚や深部感覚などの内在的フィードバックに基づいて行う学習方法

となります。

 

ではこの学習方法の違いは、学習効果にどうのような特徴があるのでしょうか。

過去の研究結果から導きだされている特徴としては、

顕在学習では、学習効果は早いが忘れるのも速く

潜在学習では、学習効果は遅いが忘れるのも遅いということです。

 

両者の学習方法ともに利点と欠点があるため、臨床においてはどちらか一方の学習方法よりも、各々の特性を活かすことで学習効果はより高まると言えるかもしれません。

 

 

次回はそれぞれの学習方法の神経メカニズムと、その学習の有効性をまとめていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    シャープ (火曜日, 14 2月 2017 11:22)

    「内在的フィードバック」…難しい(涙)