硬膜

硬膜というと、なんだか得体のしれない何かのように感じますか?

 

実はなんのことはない、神経上膜の事なんです。

 

神経系は硬膜に包まれている所から、末梢の足の先っちょまで一つの袋に包まれたユニットです。

 

そして、全身を滑り動くものです。

 

この神経というのは非常に伸長に弱いユニットです。

 

圧迫や引っ張りに対して神経の直径が制限されます。神経は太い程、伝達は・・・・速い!

 

わけです。その神経が直径を制限されるわけですから、伝達障害が発生します。

 

これが場合によっては感覚障害になったりするわけですが、簡単に筋力の低下は発生します。

 

さて、圧迫されると神経はどうなるのでしょうか、一つ、神経上膜と神経本体の間の潤滑液のようなものの流れが制限されることになります。この潤滑液の名は脳脊髄液といいます。

 

諸説ありますが、人体解剖学(南江堂)に面白い説が載っています。

読んでみると臨床に役に立つかもわからないです。

 

さて、硬膜に関しては非常にタイトで厚さのある組織です。そして、知覚神経が豊富で頭痛の原因になることも多いです。

 

この組織は容易に癒着して問題となるのですが、二つほど良く制限になる場所があります。

 

頸椎と仙骨です。

 

この場所は硬膜の圧迫や癒着を起こして、神経系による可動域制限や筋力の制限を発生させます。

 

仙骨は仙骨の中もありますし、仙骨前面のこともあります。仙腸関節痛も硬膜のテンションによって発生しているような場合もあります。

 

頸椎や仙骨のアライメントの理解ができるとここら辺の評価も行えて来ます。

 

一人一人、神経系のテンションと該当部位の動きを評価していくとこれがなんとも面白い。

 

是非、お試しあれ。