肋骨と胸骨

胸骨は上位1-6肋骨の終わりになるので、よくよく評価治療の対象になる。

 

下位の肋骨は浮遊肋骨も含めて、肝臓や脾臓といった内臓の保護と体幹の筋の起始や停止になっており上位肋骨に比較して良く動く構造になっている。ちなみに、腸骨稜の痛みがあるタイプの仙腸関節の問題や片側に出る腰痛などでは動きが乏しい事が多い。健常者でも下部肋骨のモビリティーを確保すると体幹の回旋は大きく変化する。

 

上位肋骨の問題は非常に評価の緻密さが求められる。

それが、肋骨の問題なのか、それとも胸骨なのか?それとも・・・?

 

通常は上位肋骨が後方回旋した場合には、下部肋骨は前方回旋して胸骨は前傾する(下方が浮かび上がる)

 

しかしながら、臨床的に胸骨が沈みこんでいるパターンがある。その場合には胸骨は前後傾なしあるいは、やや前傾となるのだが、このタイプは非常に問題を起こす。肩の問題や頸部痛など訴えは様々なんだけども。結構強い症状を出すパターンが多い気がします。

 

一つは下部肋骨も含めて全体に胸郭が固い。通常であれば前方回旋している肋骨は柔軟性が高いはずであるが、それも硬く、動きが乏しい。

 

これは胸骨と脊柱でぐっと肋骨を押し付けているようであるんですが、原因はおそらく、内部であるように感じている。

 

いずれにしても、一つ一つの肋骨を動かして、胸骨をいろんな方向に動かしてみることでこの部分の発見があると思う。