統合的自己組織化

コリハスタッフ山本です。

 

先日、7月27日にコリハのナイトセミナー「片麻痺患者に対するバイニーアプローチ」が開催されました。

 

バイニーアプローチに関するセミナーは初の開催ということで、これまでバイニーのセミナーに参加されたことのない方にも知っていただく良い機会になったかと思います。

 

そこで、今回はバイニー理論である「統合的自己組織化」について少しご紹介していきたいと思います。

 

 

 

「グローバル・エントレインメント(大域的引き込み)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 

これは多賀厳太郎先生の提唱する新しい運動原理のことで、

 

脳神経系、身体、環境がそれぞれ複雑なダイナミクスを持ち、それらの相互作用から環境の変動に安定で柔軟な運動が、いわば自己組織的に生成されるという非線形力学に基づく理論です。

 

これをバイニー理論の根幹とし、1方向性の制御理論のように制御する側、される側を規定せず、フィードフォワードとフィードバックが双方向的に存在すると考えます。

 

身体や環境という感覚情報は身体のいたるところにある感覚受容器から入力され、電気変換されて脊髄に伝わります。

 

脊髄の中には、神経振動子というシナプスを介して接続している神経細胞同士が互いに干渉しあう1組のユニットがあり、それらに振動という形で電気が伝わります。

 

神経振動子は入力された信号を同期させる性質があり、中枢神経系に取り込まれた電気は干渉しあって大きな波に変換されます。

 

そしてその1つになった大きな波はαモーターニューロンプールに放り込まれ運動として発現されます。

 

発現された運動は、また身体の感覚情報として感覚受容器から入力されます。

 

神経振動子同士の干渉は意識して制御することはできず、常にとまることなく勝手に起こっています。

 

そのため、どんな感覚情報が中枢神経系に取り込まれるかによってそこから発現される運動が変わるということです。

 

つまり、患者様に意識させて努力的に運動を制御しなくても、セラピストが患者様に対し良好な感覚を入力さえすれば、運動は自己組織的に変化するということです。

 

身体運動に関するすべてのバイオメカニクスであらわされる力、床反力・慣性力・加速度・角運動量保存則などはすべて感覚として電気変換され中枢神経系にとりこまれます。

 

それらの力(感覚)を私たちは操ることができるのです!!

 

 

ここまで難しく色々と言ってきましたが、つまりは「運動が良好に行われている」という感覚さえ入力すれば、あとは勝手に患者様自身が運動を良好なものに変化されてくれるということです。

 

そのためには運動が良好に行われているとはどういうことなのかを理解する必要があります。

 

それを知りたい方は是非一度バイニーの基礎コースセミナーに参加してみてください。

 

運動ってこんなに簡単に変わるんだ!!と驚くはずです。

 

コリハのセミナーの中でもそのようなエッセンスをお伝えしていますので是非ご参加ください。

 

BiNIセミナー資料より引用

 

 

 

 

それから!!!

 

新コース、

 

整形外科医によるセミナー「術式の全てと最新知見」

 

全3回を予定しており、第1回目は股関節の術式と骨粗鬆症についてです。

 

すでに続々とお申し込みをいただいております!

 

詳細とお申し込みはこちらから。

 

多くのご参加お待ちしております☆

 

 

 

まだまだ暑い日が続きますが、夏バテしないよう楽しく夏を乗り切りましょう(^O^)

 

あっ、長野県はもう避暑地とは言えませんよ。笑

 

コリハスタッフ  山本理恵子