Co-REHA.と共に,事務局の景色


歩行レベルの脳血管障害の骨盤

骨盤に関して、触診ができるようになってくると脳梗塞、脳出血者の骨盤はなんちゅう固いんだとわかると思う。ここでは歩行レベルの脳血管障害の骨盤について書こうと思う。

 

さて、仙腸関節について、左右ともに動きが悪いことが多いがある法則がある。

非麻痺側は仙骨に対して腸骨が前傾あるいはニュートラルであるが、麻痺側は仙骨に対して腸骨が後傾しているという事である。加えて。麻痺側の筋力低下がある場合は上方への腸骨剪断が入ることがある。

 

これは、麻痺側の振出の際に腰方形金などの骨盤の引き上げに伴う動作と

麻痺側では骨盤が前傾となることが少ないからである。そのために、骨盤は非麻痺側へ回旋する。

 

じゃあ、これがなんだってことでいうと、

1、麻痺側の股関節の求心位が作れずに、股関節伸展は作れないし、立脚期の安定が作れない。

2、座位においても腰椎の側弯を伴い、姿勢筋緊張があがるとともに麻痺側下肢の筋力を低下させる。

3、ボディーイメージを低下させ、インナーの出力が発揮できなくなる

などなど

 

さて、では骨盤治すとする。しかしながら、これだとうまくいかないことが多い。

足部における内反が残っていることが多く、これが接地の際に麻痺側を長く感じさせることが多いようです。なので、楔状骨を中心に動かす。前足部の外反を麻痺の足部で作るのは難しいかもしれませんがそこをやるとなかなか変化がみられることが多いです。

 

ただし、根本的な脳の回復を促すという点では、やはりバイニーの理論が必要です。

半球間抑制を外していくって大事なんだなと日々感じています。

 

これは、脳卒中実践編BiNIに参加してみてください。バイニーの醍醐味でもあります。

シンスプリントやオスグッド、疲労骨折

あっというまに1か月、参った。ブログ書いてないんですから。

 

最近、この関係を良く臨床で見させて頂くことが多い。

 

なんだか、整形の理学療法士にでもなった気持ちになります。

 

これらの疾患のポイントは力が下腿に集中してしまっているという事がある。

 

意味がわからないかもしれないんですが、そうなんです。

 

股関節から骨盤、腰椎の制限があり前方への推進力が

殿筋や上半身の動きが使えない人が多いような気がします。

 

もちろん、そこの原因は足部かもしれませんし、骨盤かもしれません。

 

股関節の動きの制限があるかもしれません。

 

でも、なんというか立脚中期から立脚後期のトラブルを感じるんですね。

 

そして、上下肢のカウンターの動きはどうか、簡単に言うと手がちゃんと振れているか。

 

仙腸関節のスライドが出ているか、股関節の伸展が発生しているかといった所。

 

ちなみに、シンスプリントもしっかりとやればその場で痛みの程度は結構変化が出る。

 

ただ、難しいのが、歩行速度が速くなったり運動強度が上がることでまた出てくるんですね。

 

もちろん、循環や神経の滑走もあるので、

どこの問題と言い切れないがそれこそ全身を見ていかないとと感じるものです。

硬膜関係の症状

最近、ずいぶんさぼり気味でしたが、気合を入れて、ブログを!

 

硬膜というと聞きなれない響きで得体がしれない感じがします。

 

脳を包む膜が軟膜・くも膜・硬膜とありますが、その一番外側です。

 

ちなみに、硬膜は頭蓋自体にも付着するので、そのテンションを頭蓋でも感じることができるわけです。

 

さて、定義としては、硬膜は脊柱内にも入って、S2で仙骨内で終了します。

 

仙骨内で終了しますが、硬膜を下方に引くヒモとして外終糸となって仙尾靭帯の一部となります。

 

 

さて、硬膜はこれだけか?いえいえ名前が変わるだけで神経上膜も一緒の組織です。

 

その神経は足の先から指の先まで向かっている一つのユニットであると理解できます。

 

 

神経が問題を起こすと、瞬間的な痛みが発生することや感覚の異常が出ることが多いです。

 

坐骨神経痛は梨状筋での狭窄なんては非常に見識が狭いです。

 

実際には椎間部分、骨盤腔内、腓骨後方、頸部など無数に原因となりうる部分で発生します。

 

ただし、そこの場所に痛みが出るという事はその付近に何か原因となる硬度の高さがあるわけです。

 

神経の走行はそんなこんなで覚えていくことになるかと思いますが、

 

硬膜が動きが悪くなるとどうなるか・・・脊柱全体の柔性が低下します。

 

さて、すると、L5とかT1-2が後方偏移して末梢部分の過剰運動が発生して痛みが発生するという。

 

なんで、硬膜がきっちり評価できるといろんな事ができるわけですね。

距骨下関節の評価

足部の治療は結構やる。

 

骨盤のトラブルがある場合には足部がまずまずトラブルの原因になります。

 

それというのは距骨下関節の回内と回外で足の高さが変わるからなのですが、

 

回内ですと、足のアーチも潰れる方向に誘導されるので、これは脚長が短くなる。

 

回外だと脚長は長くなるという形になる。

ちなみに回外で全体をロックされたような人の足部は本当に硬い。モビライゼーションはコツが必要だ。

 

さて、この脚長の差はどこで補正されるかというと、股関節だ。

 

股関節の大腿骨頭の上前方外側偏位によって補正される。

 

それでも補正できない場合は骨盤後方回旋と上方剪断が入ってくる。

 

こいつが結構身体に負担をかける場合があって、もちろん、この骨格の問題だけで終わればいいんだけど。

 

どうも、この状態で動いていると骨盤底筋群の問題を発生してくる。

 

こうなってくると梨状筋症候群のような坐骨神経痛が発生してくることも多い。

 

また、足部の動きの制限が中足部にあると、距骨が前方偏位する。

 

これは背屈制限を発生させることで股関節の腸腰筋のスパズムを発生させる。

 

足は推進力の要です。

 

ここのトラブルは同様に推進力を発生させる股関節の代償による筋骨格の問題を起こすわけですね。

 

足部はだからいいですね。魅力的です。

頸部のヒント

頸椎の評価をする上で重要なのは、

ずっと寝ている人じゃない限りは姿勢の中で頸椎アライメントになるという事だと思う。

 

自分の中で頸椎は受動的な関節で、よくよく他の関節を見てやらないといけないわけです。

 

よくある問題のある頸椎アライメント的な特徴としては、C3-4が強く前方に偏移している。

 

あるいは、硬い状態でフラットに近いような状態です。

 

どのように評価しますでしょうか?

 

上記の通り、頸椎が悪いと判断するのは安易です。

 

例えば、座位にて骨盤後傾にしていくと頸椎の前弯は強くなります。

 

逆に、前傾していくと、これは頸椎はフラットに近くなってくるという特徴があります。

 

上半身重心が後方に移動にするにつれて、頭部の重心は前方に並進します。

 

後頭環椎関節では伸展の動きが入るわけです。

 

なので、頸部の問題がある場合にはOAのつまった場合には硬い印象をうけます。

 

この際に頸椎の治療的な介入が功を成さないことがなんとなくわかると思います。

 

姿勢観察や動作を見る中でどこの関節が問題か見れることはリハビリ職の強みですね。

 

私は頸部の問題は胸郭に由来するものだと思っています。

胸郭

胸郭の硬さを変化させるのは非常に難しいもんだなと日頃から思っている。

 

もちろんその場でちょっと変わるとかそんなんはお求めじゃない。

 

毎回、同じ事をするのは不毛ですから。

 

といいつつも、1年間くらい胸郭をあっため続けたのはいい思い出です。

 

 

胸郭が固いというのはどういう事でしょうか?

 

人によって、かなり多くの答えが出てくるでしょうから

 

1、交感神経優位による吸気筋のスパズムと呼気筋の弛緩

 

2、胸郭内臓器の滑走障害

 

3、側彎

 

4、肝硬変による横隔膜ストレッチによる下部肋骨の制限

 

5、胸骨の前傾

 

などなど

 

大きく別けると

 

1.胸郭という運動器として捉える

 

2.内臓保護のための胸郭と捉える

 

どちらかです。

 

ちなみに側彎は後天的に起きた場合には内臓由来と言われている。

肝臓は非常に重量のある臓器ですから制限がある場合には健常な人でもわずかに側彎が発生します。

 

上部胸郭に関しては、肺、縦隔、心臓とあるんだけど、ここの硬さに関しては強烈で、

 

上腕の痛みと肩関節の制限に密接に関係します。

 

これは腋窩空間というパーツの制限によるものです。腕神経叢や鎖骨下動脈が通る空間です。

 

鎖骨下動脈は腕頭動脈として胸郭上口から出てくるんですが、これも狭窄されやすい。

 

なんちゅう厄介な部位・・・ここ1年くらいここはこね回してます。

 

さて、上腕の痛みが脊柱管狭窄症の人でここの痛みが多いのはコア昨日の低下による運動器としての

 

胸郭が問題を起こすためですね。

 

逆に側彎や肝硬変による横隔膜の機能低下は内臓を保護するものとして胸郭が問題を起こすためです。

 

胸郭は骨の中に臓器が入っているので、まずは中がつまっている か スカスカ なのか

 

を判別していくことろから触診を練習していくといいかもしれません。おもしろいですよ。

骨運動連鎖

久しぶりのブログですが、BiNIも過去は統合的運動連鎖概念なんて名前でした。

 

なので、運動連鎖について書きたいと思います。

 

BiNIは身体と神経(脳)と環境の中で出る。運動連鎖の大枠を大事にしていますが、

 

今日はコテコテの運動連鎖を。。。

 

運動連鎖のキーは骨盤、もしくは、足部かと思っています。

 

簡単に言えば、骨盤前傾(腰椎前弯)、股関節内旋、脛骨内旋(腓骨前方挙上)、距骨回内、足部回内連鎖

 

となる。逆であれば、反対の運動が発生する。

 

この中で、おそらく、絶対なのが、骨盤と腰椎の関係と足部と脛骨の関係かと思います。

 

そして、どこに運動連鎖の矛盾が入るとすれば、その場所では回旋ストレス(雑巾絞りのような)が入っていることになります。

 

多くの場合は、その部位は水腫あるいは強い可動域制限(変形や拘縮)が発生します。

 

骨盤と足部の治療は非常に強い連鎖を起こしますからこの部位が変化すると運動連鎖の変化が起こるわけです。

 

骨盤は注目すべきはLSですし、足部は距骨下関節と中間楔状骨周囲です。

 

もちろん、そこを起点に全体を把握することになると思います。

 

少し話がずれますが、骨盤後傾では下肢の循環障害が発生します。

 

これは、骨盤後傾によって鼡径靭帯に緊張が入り、この事で鼡径部に圧を加えてしまうからです。

 

これは股関節の問題でも同様に発生します。

 

やはり、筋機能は高い方がいいという事になりますでしょうか。

 

骨盤は筋機能が高いと前傾しますから。。。

 

それでは!!

粘り強さ

評価はできていますでしょうか?

私は整体師と理学療法士の間、やや整体師よりなので、理学療法士的な評価はまだまだ上の方がたくさんいますが、やはり評価と考察が肝だと思うので、そこを気合いいれてやります。

そして、やはり体のルールを教えてくれるようなセミナーはやはり出るべきであると考えています。

ほら、バイニーとか、バイニーとか(オープンマーケティング!!)あと、スパインとジョパもいいね。

まぁー、やはり身銭を切らないと得れるものもまぁーたいした事ないので、是非自身に投資していく事が理学療法士も他の職種も大事かと思っています。

理学療法士は触ってなんぼの商売だと思っていますというのは有名な先生方は揃っておっしゃる事ではあります。

さて、触るという事にはどんな要素があるのか?ここです!

見てわかる、数字でわかる、以外の何かがそこにはあるわけです。


私は質だと思います。動きの質、組織の質これが結構大事、そこが変化するときに何が起こるのかを観察して治験を貯めていくと何か見える景色が変わってきます。

調子の悪い体といい体、何が違うでしょうか?

健常者の体をちゃんと触っていますか?異常と異常を比較しても答えはわからないです。


是非、健康な膝や体幹、股関節、骨盤を見ていきましょう。そんな中に臨床のヒントがあるはずです。



悪い体は組織の硬さとアライメント不良があります。これが変化をさせるべきです。


あとは、粘り強く、一日ごとにトライアンドエラーを繰り返してgrit(やり遂げ)しましょう。


そして、足部の触診セミナーやるので、正常の足部の動きがわからない方は是非!!

合理的な動きの楽しさ

実はかなりのゲーマーで、時間があればゲームをひたすらやっている。

 

いろいろやっているが、最近はすっかりモンハンダブルエックス(MHXX)を鬼のようにやっている。

 

モンハンの面白さはおそらくモンスターの動きだと思う。

 

基本的に前動作があって、その後、目的の動作が発生する。


その目的の動作が予測できるので、一応攻撃に当たらないというシステムだ。


ちなみに、僕は、ヘビィボウガンをやっている。当たるとすぐ死ぬ。もろい。


さて、そんな事はどうでもいいんだけど、やはり人間の動きもよく似ていて、予備動作みたいな事がたくさんある。


動作の面白いのは基本的に、不安定な活動で、多くが重心を移していく活動であるということ。


なので、基本的には、重心の移動先を作る行動と重心を実際に移す行動がある。


さらに、その重心の移動を受け入れる動きなんかもあって、これはもうやはりモンハンと同じくらい面白い。


関節疾患はこの受け入れる部分に問題があるので、そこの動作が変化すると改善する。


で、この運動に参加しない関節は問題になる。つまり、これは固定部位という事でもあるわけです。


つまり、ここを活動に参加させる。


基本的に、動的であるという事は重心の移動があって、その後支持基底面を作成があるが、


静的である場合は逆に、支持基底面の作成があってその中で動きが発生する。


ジャンプという行動は前者ですし、歩行器での歩行は後者である。


後者である場合には自分の体でその動作に対する、安定性の欠如があるという事があると思う。


さて、モンハンの話だと、なぜモンスターが弱ってくると足を引きずるのだろうか?


これは、その動作の衝撃に耐えられない、或いは、筋出力が発揮できない場合である。


つまり、モンスターは筋の循環を維持できない程の質的損傷か筋負担を強いられたという事になる。

あるいは、神経的な断絶があるか、関節構造の破綻があるか。さすがに内部疾患はないでしょうから 笑


できれば、尻尾が切れた後には、カウンターウェイトやムーブメントが補償できなくなって、


その動作が情けない感じになって欲しいんだけども。。。回転動作はおろか、歩行すらままならない感じで。。


こんな話ですが、また来週は真面目に書きます。でわ


失敗が許せないという気持ちなのか

そりゃ~人間なので、失敗することは怖いです。

 

思ってるよりも自分はセラピストとしてできるんじゃないだろうかと思っているんだと思います。

 

でも、そんな時に膝痛の一つ治せないという事にあたると、あの根拠のない自信はどちらからいらっしゃったのか・・・?そんな情けない気持ちになります。

 

結局の所、自分の思っているセルフイメージを結果が下回る場合に、ひどく傷つくんだと思います。

 

ですが、世の巨匠たちも治せなくて、どうにもならなくてチャレンジし続ける(失敗し続ける)。

 

とふと思ったわけです。まぁ、だから悔しがっている場合ではない。

 

チャレンジしなければ。

 

 

立場上、人から本当に熱い期待を受けて挑む事が多いんですが、

もちろんうまく行かず、全く変化が出ないときもあります。

 

それこそ、

「どれ、おれが治してやろう。」

 

「・・・・痛いです。」

 

「ん?間違ったかな・・・」

 

とアミバのように顎を触る日々です。

 

日々、アミバだなぁと思いつつも自分であそこまで人体を研究したアミバに敬意を払いつつ。

 

あれ?これ単なる日記ですね。まぁーそんな日もあって良しとしてください。

 

人の身体は興味がたえないです。

アライメントの評価

臨床に出て、7年くらいになるんだけども、、、

 

最近こそ、ちゃんとアライメントの評価をするようにしています。

 

アライメントというと姿勢分析になるのですが、

 

この考え方は富士虎の先生方に教えて頂き、さらにそれを虎から出た先生にさらにブラッシュして頂いて、その後、関節運動を考える会というので臨床で使えるようになったものだ。臨床を10年やってもまだ勉強して、まだ足りないと思って勉強している方々には本当に尊敬しかない。

 

虎ノ門病院の先生方はそれはもう熱い先生方が多かった。今、思えばこの時の基礎があるからこそ勉強会に出ようと思う事になり、そして臨床が楽しいと思えている。

 

ありがたや・・・(ちなみに実習には落ちている。)・・・・ありがたや・・・

 

 

さて、そんな事はどうでもいいんです。

 

本当に大きな視点と小さな視点で分析していく事が大切です。

 

大きな視点は歩行だとします。

 

あれ?なんか常に右肩下がっているし、右立脚中期から蹴りだし出てないな。。

 

しかも、骨盤が右側にスウェイするぞ。

 

少し、視点を小さくして、立位を見ると、おやおや頸部、肩甲骨も骨盤も右が下がっている。

しかしながら、右の膝の高さは一緒で、骨頭の位置はやや右が上だぞ。

 

さて、人間の体で問題がある場所は

 

基本的に圧縮が強い所です。つまり、密度が高い所になります。

 

密度を手で感じれるようになると物凄く楽しくなってきますね。

 

すると、この場合、骨盤~股関節の問題を疑うわけになります。

 

さて、さらに小さな視点になると股関節、が左側に比較して、前上方に移動しています。

 

骨盤は後傾して、仙骨もさらに後傾が入っている。

 

周囲組織のテンションバランスもそれに応じた感じになっている。

 

 

よし、骨盤と股関節を治療してみるかというような。

 

もちろん、逆にこのマクロの関節で、このパーツ悪いなと思った時には疼痛動作をしてもらい。

 

その関節がどんな悪さをしているかチェックすることもまたあり。

 

 

いずれにせよ、当然の事ですが、当然のものこそ差が付く場所でもあるわけです。

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肋骨と胸骨

胸骨は上位1-6肋骨の終わりになるので、よくよく評価治療の対象になる。

 

下位の肋骨は浮遊肋骨も含めて、肝臓や脾臓といった内臓の保護と体幹の筋の起始や停止になっており上位肋骨に比較して良く動く構造になっている。ちなみに、腸骨稜の痛みがあるタイプの仙腸関節の問題や片側に出る腰痛などでは動きが乏しい事が多い。健常者でも下部肋骨のモビリティーを確保すると体幹の回旋は大きく変化する。

 

上位肋骨の問題は非常に評価の緻密さが求められる。

それが、肋骨の問題なのか、それとも胸骨なのか?それとも・・・?

 

通常は上位肋骨が後方回旋した場合には、下部肋骨は前方回旋して胸骨は前傾する(下方が浮かび上がる)

 

しかしながら、臨床的に胸骨が沈みこんでいるパターンがある。その場合には胸骨は前後傾なしあるいは、やや前傾となるのだが、このタイプは非常に問題を起こす。肩の問題や頸部痛など訴えは様々なんだけども。結構強い症状を出すパターンが多い気がします。

 

一つは下部肋骨も含めて全体に胸郭が固い。通常であれば前方回旋している肋骨は柔軟性が高いはずであるが、それも硬く、動きが乏しい。

 

これは胸骨と脊柱でぐっと肋骨を押し付けているようであるんですが、原因はおそらく、内部であるように感じている。

 

いずれにしても、一つ一つの肋骨を動かして、胸骨をいろんな方向に動かしてみることでこの部分の発見があると思う。

 

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統計学について

なんだかんだいって、医療も結果の出るものは残っていくし効果のないものは難しいと思う。

 

効果の出る出ないは「エビデンス」と呼ばれるものである。

 

さて、

 

基本的には所得が多い人の方が長生きするという統計がある。

 

ここで考えなくてはいけないことは 所得が多いから長生きするのかという事です。

 

では、所得をあげることをガムシャラに行って、他の健康の要素は一切気を使わなくても大丈夫なのか?

 

それとも、所得が多い事による他の因子(良い食事や生活リズム、環境、教育)によって健康になるのか?

 

つまり、ただ相関関係だった場合です。

 

 

 

臨床では、寝たきりの人の可動域練習に本当に効果があるのか?

 

これは如何ですか?

 

まず、この 効果 というものをはっきり定量化できるものにしなければこれは話になりません。

 

結果、またはアウトカムともいいます。

 

なので、いじわる先輩PTが

 

「それ効果あんの?」と言われたら、「何の効果でしょうか?」というのが正しい返答になります。

 

まぁ、このように答えた場合に、さらに過激な段階に入ることになりますが。

 

さて、では可動域制限の改善とした場合にどうか?

 

これを検証するためには、「もし、可動域練習をしなかったらどうなっていたのか?」

 

という事をしなければいけません。(反事実)

 

 

私が新人のときに、ある時に入所者さんが熱発が続いて、リハビリの介入ができなかった事がありました。その後、1週間くらいしてリハビリに入った時に驚愕しました。

 

可動域変わってない・・・・・・

 

唖然としました。じゃあ、必死こいてやっていた事は不毛だったのか?

 

というか、みんなそんな風に思いながらやってるのでは、、、と思う時期がありました。

 

 

さて、皆さんの中で効果判定は行っていますか?

 

私の中で効果判定をリハビリ前後で行っていないセラピストは正直諦めてるなと思っています。

 

評価→介入→評価 のこのセットを繰り替えす事が成長のコツです。

 

そして、通説と呼ばれるような方法は文献を読む事が大切です。

 

そこには、他者の苦労の世界があるわけです。

 

その経験を生かせば、意味のない事を繰り返していた自分にやたらへこむ事はしなくてもいいわけですから。

 

まぁーただ職人芸の世界なので、ある人がやるといいけど、ある人がやると全く効果がないという事がざらにあるのであれですけど。

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血管の力学

血管に関して、力学的に考察して循環の影響を考えるというのはなんだかうさん臭くて変な話に感じるかもしれません。

 

ですが、実際に血管という組織も身体の中で応力が入って変化する部位であるという事を知ることには非常に重要な意味があります。

 

そのためには臨床症状と血管との関係を知るために解剖学と生理学を学ぶ事になります。

 

理学療法士の教育の中には血管に関して、リハビリとして介入するという事は少なかったので教育としてないんです。そして、知らない事に関しては怪しい、信じられない、挙句の果てには否定となるわけです。

 

さて、そんな中で、血管に関してこんな資料があります。

この資料から見えてくるものは、高血圧がなぜいけないのかを一部説明するものです。

 

血管へのメカニカルストレスが増えることで(高血圧)動脈硬化が発生するというものです。

そして、こうなっていくという事です。

 

血管というもののトラブルの多くは血管のカーブの多い所で発生します。

 

あるいは、狭窄している所です。

 

さて、触診ではどのように感じるのでしょうか?

これは臨床でみていくしかないので答えではありませんが、

 

 

狭窄されている場合は圧が高く拍動も強く感じます。

 

うっ血している場合には圧は感じますがやや拍動は弱く感じます。

 

狭窄されている部位より遠位の場合は、拍動が弱くなるという特徴を感じると考えられます。

 

さて、循環が確保できなくなった遠位組織ではどのような細胞の代謝が行われるのでしょうか?

 

ここで、生理学と病理学を学ぶことができます。

 

多くの場合に組織的な変化が発生してきます。さて、それはなんでしょうか?

 

それではまた。

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自律神経と起立性低血圧

神経系の中で内臓機能を調節するものを自律神経と呼びます。

内臓機能とは、動脈圧の維持、消化管の運動、消化液の分泌、抹消の血流調節、心拍数の調節、ホルモン分泌、腎臓での尿生成、膀胱からの排尿、発汗を含めた体温調節など生命維持に欠かせない機能のことでこれらを自律神経が調節しています。

 

自律神経は主に脊髄、脳幹、視床下部、また、大脳皮質の一部でコントロールされていますが、自律神経が調節している機能はその機能ごとに中枢が異なり、ほとんどの場合意思が関与できず、それゆえ「自律」神経と呼ばれているようです。

 

運動神経は脊髄を出てから骨格筋に到達するまで1本の神経ですが、自律神経は神経節を介して内臓に結合していきます。中枢神経から神経節までを節前繊維、神経節と臓器(効果器)をつなぐものを節後繊維と呼びます。

 

このような自律神経はさらに交感神経、副交感神経の二つに大別されます。

交感神経は一般的に活動状態に体が適応できるよう作用し、副交感神経は体力を回復させるような機能を促進させる傾向があります。

交感神経系はT1~L2もしくはL3の側柱の細胞(交感神経節前ニューロン)に起始します。交感神経節前繊維は脊髄前根から脊髄を出て交感神経節に達し交感神経細胞へシナプス結合します。その後交感神経節後繊維が各効果器へと向かっていきます。副交感神経の節前ニューロンは脳幹及びS3,4に存在します。副交感神経節は概ね効果器の近くに存在するため、節前繊維が長く節後繊維が短いという特徴を持っています。

 

自律神経の各機能については教科書など見ていただくとして、今回は起立性低血圧との関連について書いていきたいと思います。

 

脊髄損傷者の代表的な障害として起立性低血圧があります。心臓の動脈血圧を100㎜Hgとした場合、臥位の状態では頭部や足先の動脈血圧も100㎜Hg前後と著変ありませんが、立位となると頭部60㎜Hg、足部200㎜Hgとなり足部へ血液がたまりやすくなります。血液が下肢へたまったまま心臓への血液還流量が維持できなくなると、心臓から駆出する血液がなくなり低血圧状態となります。そうならないよう、普段我々は様々な機能によって血圧調整を行っています。

その機能の一つは、交感神経支配による血管壁の緊張調節です。血管は基本的に外膜、中膜、内膜の3層よりできています。このなかの中膜は平滑筋が存在しており、平滑筋は交感神経支配によって筋緊張を調整しています。脊髄損傷者、特に頸髄損傷者の場合、交感神経の障害があるため血管の緊張を維持できず、起立性低血圧が生じやすくなります。この対策として、下肢の弾性包帯などによる圧迫などを行っています。また、別の方法としては下肢などの運動によって循環血液量を増やす方法があります。

 

運動を行うためには、エネルギーが必要で、そのエネルギーはエネルギー基質や酸素の供給が必要となります。また、運動の強度に応じてエネルギー需要は増大し、それに応じるため心拍出量の増大が生じます。この増加は心拍数と1回心拍出量の増大によりもたらされます。1回心拍出量は左心室の容量でほぼ規定されるため、心拍出量の増大は主に心拍数の上昇によるところが大きくなります。

 

心拍数の増加は①心拍数を抑制する副交感神経活動の減少。②心拍数を増やす交感神経活動の亢進の2つの方法があります。主に心拍数100までの上昇は①によってそれ以上は②により行われているそうです。完全頸髄損傷者では交感神経系の障害があるため、例えば車いすマラソンなどでも最大心拍数は100~120程度に留まってしまうようです。心拍数が上がらないということは上記の心拍出量の十分な増加が伴わず、低い運動強度であっても疲労感などが出やすくなります。

そのため、脊髄損傷とくに頸髄損傷者の場合は運動強度の設定が重要となってきます。

 

脊髄損傷者の場合、リスク管理をしたうえで適切な運動強度を設定し動いていくことが循環機能の改善のため大切なようです。

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